沖縄科学技術大学院大学(OIST)様
沖縄科学技術大学院大学(OIST)

生成AI応用セミナー|最先端研究現場における生成AI活用リテラシー向上を支援
沖縄科学技術大学院大学(OIST)様では、ChatGPTをはじめとする生成AIツールの活用を「なんとなく使う」段階から、研究・事業に耐えうる「再現性あるプロンプト設計」へと引き上げることを目的に、生成AI応用セミナーを実施しました。
開催概要
- 実施日:2025年11月
- 形式:対面(OISTキャンパスにて開催)
- 対象:スタートアップ、インキュベーション施設入居企業、起業を目指すチームおよび研究者、教員、学内関係者など
- 主催:沖縄科学技術大学院大学(OIST)
研修内容
OIST様では、スタートアップ・インキュベーション施設入居企業・起業を目指すチームおよび研究者・教員・学内関係者など約50名を対象に、 “プロンプト設計力”と“GPTsなどのAIチャットボット(カスタムチャットボット)活用力”を育成する全2部構成のセミナーを実施しました。
本研修は弊社代表・臼井拓水が日本語で行い、会場ではOIST様提携の英語通訳の方にご同席いただきました。 多国籍な研究環境の中で、生成AIの高度な活用と情報セキュリティの両立について多くの質問・議論が交わされました。
とりわけ、AIに入力する情報の扱い方や、研究データの安全性をどのように確保するかといった「セキュリティの観点からの活用判断」に関する関心が非常に高く、 単なる操作講習ではなく、“安全に、賢くAIを使いこなすための思考法”に重点を置いたプログラム構成としました。
第1部:脱初心者のためのプロンプト設計術
- 「微妙な出力」を改善するための言語化・指示技術の実践
- 良いプロンプトの3要素(目的・条件・出力形式)の整理と応用
- 研究資料要約や論文検索を題材にしたリライト・修正実演
- AIにプロンプトを書かせる“自己生成型プロンプト設計”の紹介
- カスタムインストラクションやメモリ機能を活用したパーソナライズ
- Manusを活用したスライド翻訳・資料変換のワークフロー共有
第2部:ChatGPT×GPTsによるAIチャットボット構築
- GPTsの基本構造と設定方法(Create/Configure)の理解
- 研究業務向けGPTs事例紹介(翻訳/議事録/マニュアル検索など)
- RAG構成・システムプロンプト設計・アクション機能の基礎
- OpenAI公式GPTsを活用した研究補助ワークフローの共有
- 外部API連携による自動応答Bot構築のデモンストレーション
- 完全自動化ではなく、人間が監督するAI設計思想の重要性を解説
質疑応答では、研究データや個人情報をどの範囲までAIに入力してよいか、 各ツール間のセキュリティポリシーの違い、オフライン利用時のリスクなど、 現場目線の実務的な質問が多数寄せられました。 これに対し、臼井からは リスクはゼロではない一方で極めて小さいこと、ChatGPTやGeminiが入力内容を学習に用いないと公式に表明していること、 そして「そもそも多くの業務で、個人情報をAIに入力する必要性自体が高くない」というスタンスを共有。 あわせて、過度に恐れてAI活用を止めてしまうのではなく、許容できるリスクを見極めながら使う姿勢の重要性を伝えました。
主な使用ツール
ChatGPT/Gemini/Manus
セミナーの目的と効果
- AIに「任せる部分」と「人間が担う部分」を明確化
- 業務効率化と研究支援の質向上を両立
- 実践的なハンズオン形式で理解を深化
- 自律的にAIを使いこなすスキルの獲得
教育方針とメッセージ
完璧なチャットボットを目指すのではなく、「人が介在する前提でAIを設計する」ことの重要性を伝える講義となりました。
AIが誤回答するリスクを理解したうえで、責任あるAI運用を行う意識づけを重視。 効率化の先にある「研究時間の最大化」と「創造的思考への回帰」を目指しました。

生成AIの活用を「なんとなく使う」段階から、研究・事業に耐えうる再現性あるプロンプト設計へ引き上げる応用セミナーを実施しました。


